12月に気分が下がりやすい主な理由を知っていますか？

 

1. 日照時間が一年で最も短い

12月は日光を浴びる時間が大きく減ります。

日照時間の減少がセロトニン（気分の安定に関わる物質）の働きを弱めると説明されています。

その結果、気分が沈みやすくなったり、朝起きづらくなったりします。

 

2. 体内時計が乱れやすい

光が少ないと、睡眠リズムを整えるメラトニンの分泌タイミングが乱れ、

「眠い」「やる気が出ない」といった状態につながることが指摘されています。

 

3. 寒さで活動量が減る

寒いと外出や運動が減り、身体活動量が落ちます。

運動不足は気分の落ち込みと関連があることが示されています。

 

4. 年末特有のストレス・認知負荷

12月はイベントや仕事の締め切り、1年の振り返りなどで 心理的負荷が増えやすいとされています。

「やることが多いのに気持ちが追いつかない」という状態になりやすい時期です。

 

5. 季節性うつ（SAD）の入り口になりやすい

12月は軽度の季節性情動障害（冬季うつ）の症状が出やすい時期とも言われています。

もちろん全員が病気になるわけではありませんが、 「冬は毎年気分が落ちる」という人は珍しくありません。

 

気分の落ち込みを和らげるヒント

・朝に5〜10分だけでも日光を浴びる

・軽い運動（散歩・ストレッチ）を取り入れる

・生活リズムを崩しすぎない

・人と話す機会を意識的に作る

・予定を詰め込みすぎない

 

もし気分の落ち込みが強いときは

気分が沈むこと自体は自然な反応ですが、 生活に支障が出るほど続く場合は、専門家に相談することが大切です。

あなたが今どんな状態なのか、もう少し教えてくれたら、 一緒に整理することもできますよ。